プリザーブドフラワーの歴史から注意点まで
月曜日 10月 03rd 2022, 1:03 am
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こちらではプリザーブドフラワーの作り方、歴史、注意点などを記載していきます。

プリザーブドフラワーに興味がある方、貰った方、買おうと思っている方など一読していただければ幸いです。ではまずプリザーブドフラワーがどういう物なのかから説明していきます。

【1.プリザーブドフラワーとは】

植物の一番美しい時期に刈り取り、すぐに樹液を取り除いた後人体には無害な有機物と色素のプリザーブド液に浸した物です。植物によっては数時間から数日液を吸わせる必要があります。グリセリンによって柔らかさがいつまでも残っているため生花のようにみずみずしい姿でありながら、数年から保存状態が良ければ数十年美しい姿を楽しめるプリザーブドフラワーが出来上がります。

生花より軽く、生花を加工しているため少々高価になっています。大きな力を加えると壊れる恐れがあります。

【2.プリザーブドフラワーの歴史】

1991年フランスのヴェルモント社がブリザーブドフラワーの開発に成功しました。

その後各メーカーがプリザーブドフラワーの生産を開始し、生産競争をすることによってカラーバリエーションや加工の技術が向上していきました。日本でプリザーブドフラワーの生産を開始したのは大地農園が始まりです。

クリスチャン・ドルチェやケネス・ターナーなどのフラワーデザイナーが相次いで作品にプリザーブドフラワーを使ったことにより、瞬く間にヨーロッパ全土から日本を含む世界にプリザーブドフラワーが広まっていきました。

【3.保存する時の注意点】

高温多湿は色あせ劣化の原因になるため、日の当たらない涼しいところで保管しましょう。水分にも弱いので生花と同時に飾るのも良くありません。

【4.活躍しているところ】

ホテルや空港など広い場所で沢山の花が必要な場合プリザーブドフラワーが重宝されます。何故なら世話いらずで長期間美しい姿が楽しめるためです。

他にも結婚式場に飾られるだけでなく、花嫁のブーケにも使われています。生花より軽いため花嫁の負担になりにくいのです。

大きな流通経路としてはネットショッピングが多いです。自分用、プレゼント用として利用されています。世話もいらず美しいので花が好きだけど時間がないなどの人には最適でしょう。最近ではプリザーブドフラワー教室なども増えてきていますね。

【5.まとめ】

いかがでしたか?プリザーブドフラワーは思ったより身近にあるようです。しかし、生花に近い作りをしているため一見ではプリザーブドフラワーと分かりづらく、ドライフラワーと違い柔らかさもあるため触っても分かりづらいことでしょう。

プリザーブドフラワーの不利点と言えば値段が少し高い所ぐらいですが、生花もそれなりの値段がしますし、手間や長時間美しい姿を堪能できることを思うと妥当な値段かと思います。大切な人に感謝の気持ちを込めてちょっと奮発した贈り物にプリザーブドフラワーを選ぶのも良いかも知れませんね。